ひょんなことから安い土地が手に入りました。
隣の土地と接していないし景色はいいし、なかなか良い土地だったのですが、特に活用する予定はありませんでした。
独身で家を建てるのも何だしそもそもそんな予算はない。
風来坊気質の自分が同じところにずっと住んでいるのは難しい。
でも土地をこのまま置いておくのももったいない。
ちょうど今住んでいる賃貸の更新が半年後なので、それまでに諸々の準備が整えば小さいトレーラーハウスでも置いて生活すればいいじゃん。
ということで、トレーラーハウスを買いました。
で、設置してしばらく住んで売るまで一気に経験したので、そのメモを簡単に残しておきます。
下見~見積もり~注文
色々調べると出来合いのものなら300万くらい、中古ならもうちょっと安いものもあります。(※フルオーダーや大型化していくと数百万〜1,000万円を超えていくことも)
当時何を思ったのかもはや覚えていませんが、最終的にフルオーダーになりました。簡単に移動できるという謳い文句と、サイズが変わっても値段が大して変わらないことからついつい大型化してしまいました。
設置の準備
- 自治体へ相談:
設置する土地の自治体に聞きに行く
(※建築物ではなく「車両」として扱ってもらうための要件確認が必須)
田舎だと問題ないパターンが多いようです。 - インフラ整備:
- 水道を引っ張る
- 電気を引き込む
- 光回線の引き込み
- エコキュートの設置
最近はロードサイド型ホテルにトレーラーハウスを使っていたりと、どんな感じに準備すればいいか業者の方も把握されてきていますが、当時は説明が大変でした。
搬入(ここが一番大変)
- 大きさが幅2.5m、長さ12.0m(または高さ3.8m)を超えるものは「特殊車両」扱いとなり、国土交通省に「特殊車両通行許可」を申請する必要があります。
- 渋滞を避けるため、深夜帯など特定の日時と時間内に運ぶよう指定されます。
- 交差点が曲がれるか、橋の耐荷重は大丈夫かなど、ルートも細かく審査・指定されるため、そもそも物理的に搬入できない(設置できない)土地もあります。
撤去
1年後、不慮の仕事の都合で引っ越すため撤去することに。
そのまま置いて活用できないかと考えたが……
- 宿泊施設として残す:
自治体との兼ね合い(民泊などの許可)、管理・清掃を誰がするのか、申請などしてる暇がないため却下。 - 別荘として残す:
管理が行き届かないと周りに迷惑(草木の放置や不法投棄など)をかけそうなので却下。
いくらプラプラした人間とはいえ、まさかこんな短期間で買ってから売るまでを経験するとは思いませんでした。
たまたま近くにキャンピングカー、トレーラーハウスの販売をするお店があったのでそこに相談し、その店に展示して委託販売という形になりました。
狭い業界なようで、製作を依頼した会社とつながりがあるらしく、移動の手続き自体はスムーズに進みました。
売れるまで半年くらいだったかと思います。
インフラの取り外しと移動準備
インフラ類は固定しない取り付け(※いつでも移動できる状態にしておかないと「建築物」とみなされてしまうため、着脱しやすい構造になっている)なので外すだけ。
エコキュートの基礎撤去や移設は自分でやりました。
移設はまあいいけど、コンクリート基礎の破壊はかなりしんどいです。
まとめ
- サイズ選びが命:
一人暮らしで使うなら、特殊車両の申請の必要の無いサイズ(幅2.5m・長さ12m以内)がいい。 - 手軽さ重視なら:
一時的な使用なら特に、総重量750kg以下の「牽引免許不要で、普通車で牽引できるサイズ」がフットワークが軽くておすすめ。 - オーダーの落とし穴:
特定の土地に合わせた設計だと潰しが効かない。違う所に持っていくと「窓が北向きになってしまう」「玄関位置が不便になる」など、移動先でのレイアウトに苦労することになります。

