【レビュー】ニトリのリフレクトヒーター(JST-605M)は本当に暖かい?電気代の元が取れるか計算してみた

狭い自室で石油ファンヒーターを使っていると速攻で苦しくなってきます。
そのため、頻繁な換気か常に窓やドアを少し開けておく必要があり、ちょっともったいない気分でした。

サクッと全体が温まるのはいいのですが、今の私の環境には明らかにオーバースペックです。
「もっと手軽な電気ストーブも併用した方がいいのでは?」
と悩んでいた折、ニトリのリフレクトヒーター(JST-605M / JH01 DGY)をプレゼントしていただいたので、実際に使ってみた感想と、「電気代とコスパ」についてまとめてみます。

※物理のことは全然わからんので説明におかしな点があるかもしれません。が、感覚的には的外れでも無いかと思います。あくまで参考まで…

リフレクトヒーターとは?「見えない懐中電灯」の仕組み

普通の電気ストーブと違い、熱を集めるような「反射板」がついているのが特徴です。

仕組みは「強力な懐中電灯」をイメージすると分かりやすいです。

普通のストーブが光(熱)を全方向に散らしてしまうのに対し、これは反射板で熱を前方にビームのように飛ばします。

距離が離れると懐中電灯の光が広がるように、熱の範囲も扇状に広がりますが、集中させることで低いワット数でも倍近い暖かさを感じられるというわけのようです。

これにより、低いワット数でも倍近い暖かさを感じられる省エネ設計になっています。

【スペック概要】

  • 型番: JST-605M (JH01 DGY)
  • 消費電力: 400W / 200W / 100W(※手動切り替え)
  • 特徴: 手動上下角度調整、転倒OFFスイッチ

100Wや200Wでも実用的な暖かさなので、ポータブル電源を使えば活用範囲は広がりそうです。

実際の暖かさは?(10℃の部屋で実験)

電気ストーブ系の使用経験がほぼないのでは細かい比較はできませんが、
「2本の棒が横に並んでるやつ」に比べるとワット数の割にかなり暖かいです。

室温10℃の部屋で、自分から50cmくらいの距離に置いてテストしてみました。

  • 100W: ほんのり暖かい。春先ならこれでもいいかも。
  • 200W: 十分暖かい。
  • 400W: 熱いのでもうちょっと離れたい。

「ルームシューズ、ネックウォーマーなど重装備 + 200W運転 + 上半身に電気毛布」
なら、室温10℃の中でもPC作業できなくもない感じです。

【重要】暖かさが安定するのは30分後

スイッチを入れてすぐ暖かくはなるものの、この機種の本当の実力を感じるまでには30分ほど時間がかかります。

  • 開始直後
    ヒーターの熱が、冷え切った体や床を温めるのに使われてしまう。
    プラスマイナスゼロの状態
  • 約30分後
    服や周囲が温まりきり、そこからの熱も合わさって体感温度がグッと上がる。
    暖かさの貯金ができる

なので、スタート時の室温が低い場合、100Wだとなかなか暖かさを感じにくいです。
400Wで一気に温めて、温まってきたら200Wや100Wに落とす、という風に手動でコントロールする必要があります。

室温と湿度の「引き算」に注意

このヒーターは風が出ないので、室温の影響をモロに受けます。 室温10℃だと、ヒーターが当たっている前面は暖かいですが、反対側は冷気の猛攻を受け、スースーします。

室温が15℃くらいあったり、加湿器で湿度を上げていたりすると、熱が逃げにくくなり、低いワット数でも体感の暖かさが上がります。

椅子からブランケットを垂らすなどして壁を作っておくと、ふくらはぎ側のスースーがある程度防げます。

「本体価格」と「電気代」のバランス

このリフレクトヒーター、普通の電気ストーブより本体価格がお高めです。(約1万円)。 

プレゼントしてもらっておいてなんですが、気になったので以下の3つの機種で比較して「どれくらい使えば本体価格の差額(元)が取れるのか」を試算してみました。

比較対象:

  1. リフレクトヒーター(JST-605M(JH01 DGY))
    ・9,990円
    ・200W運用
    ・リフレクトヒーター
    ・今回の機種
  2. 電気ストーブ(WH02)
    ・2,990円
    ・300W運用
    ・横棒2本の昔ながらのやつ
  3. セラミックファンヒーター(KH09 WH)
    ・4,990円
    ・550W運用
    ・風が出るやつ

※電気代単価 31円/kWhで計算

全てニトリの機種から選びました。2、3は最低のワット数にしているので若干リフレクトヒーター不利気味の条件です。

使用目的:じっとしている作業中の足元の温め

スポットを短時間温めたい、といった目的だとまた変わってきますが、
今回はリフレクトヒーターの使用に適した条件で計算します。

結果1:セラミックファンヒーターと迷っているなら「こっちのほうがいい」

550Wのセラミックファンヒーターと比較した場合、
約2ヶ月(約460時間) 使えば、
電気代の差額でリフレクトヒーターの本体代が高い分を取り返せます。

セラミックヒーターはずっと付けていると電気代が跳ね上がるので、長時間デスクワークをするならリフレクトヒーターの方が圧倒的に経済的です。

セラミックファンヒーターは温風が出ることが売りなので今回の使用目的に限定するとどうしても弱くなってしまいます。

結果2:格安電気ストーブとの勝負は「長期戦」

300Wの格安電気ストーブと比較すると、
元を取るには約2,258時間かかります。

毎日8時間使ったとしても、ワンシーズン(冬)だけでは回収しきれず、
2〜3年使い続けてようやくトントン、という計算です。

ただ、リフレクトヒーターは熱を集中させる分、同じ距離なら200Wでも300Wのストーブより暖かく感じることも多いので、快適代としてどこまで予算をあげられるかです。

仮にこの電気ストーブを最大の600Wで運用するなら、セラミックファンヒーターの条件に近くなるので、ワンシーズンで逆転しそうです。


経過時間リフレクト(200W)電気ストーブ(300W)セラミック(550W)
購入時9,990円2,990円4,990円
2ヶ月後12,966円7,454円13,198円
10ヶ月後24,870円25,310円46,030円

(※1日8時間使用×30日=240時間/月で計算した場合の本体代+電気代合計)

使ってみて気になった点(注意点)

1. 設置スペースの問題

説明書には、壁や家具からかなり広めのスペースを空けるよう指示があります。ただ、狭い部屋でこれだけのスペースを確保するのは至難の業です。

実際に1時間ほど200Wで運転してみましたが、本体の側面はほとんど熱くなりませんでした。(上面は結構熱くなります)

あくまで自己責任になりますが、100W〜200Wメインで運用するなら、多少狭い場所(棚の下など)でもいけそうです。というかいけてます。
もちろん、燃えやすいものは近くに置かないよう徹底が必要です。

2. ダイヤルの視認性と回しやすさ

操作はダイヤルを回すだけ。

シンプルで良いんですが、「今、何ワットに設定されているか」がパッと見で分かりにくいです。
横を覗き込む必要があるので、ダイヤル自体に目立つツマミや印があればもっと使いやすかったなと思います。

また、ダイヤル自体も薄くてサラサラしているので年寄りには回しにくいです。

結論:どんな人におすすめ?

実際に導入してみて、以下のような条件の人にはかなり「刺さる」アイテムだと感じました。

  • 長時間デスクでじっとしている人
  • 3畳程度の狭い書斎や小部屋を使っている人
  • ブレーカーが落ちるのを防ぐため、少ないワット数で暖を取りたい人
  • 足元の冷えをピンポイントで解消したい人
  • ポータブル電源での使用を検討している人

逆に、広いリビング全体を暖めたい場合や、洗面所だけで1日15分しか使わない(本体が安いか速暖性の高い方がいい)という場合には圧倒的に向きません。

「100Wや200Wという低出力の熱を、いかに無駄なく体に届けるか」という点において、非常に優秀なヒーターだと思います。 

見た目や設置の様子はYouTubeにあげているのでよろしければそちらもチェックしてみてください。

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