前回の続き
※「店(主にスーパーなどの小売や飲食系)によってなんでこんなに雰囲気に差があるんだろう」という疑問から始まった調査メモです。
前回は、世の中と距離を取るという選択についてでした。
これで一応、場、構造、社会、個人と一通り巡って、当初の疑問の「なぜ」の部分はある程度調べられたのでこれで終わりにしようと思いましたが、想定外に変なところまで来てしまったので、ついでに少しだけ、この先のことも調べてみます。
「強く前に出るタイプ」ではなく、
どちらかといえば、場の空気を感じ取り、無意識に調整してしまう側。
そういう人が、この社会でどう生き残っていくか。
個人事業主として社会とのほどよい距離を模索し始めたばかりで、
まだはっきりしていないこれから先のことについて。
調査メモ① 強みはあとから回収される
感受性が高い人は、若い頃ほど損をしやすい。
- 気づきすぎる
- 引き受けすぎる
- 評価されにくい
経験を重ねて距離を取れるようになると、その感受性は性質を変える。
- 違和感を早く察知できる
- 構造を俯瞰できる
- 危険を避ける判断が早い
若い頃には「邪魔」だった能力が後から効いてくる。
若い頃、と書いたものの、最近の若い人はそのへんを既にうまいこと乗り越えている人が結構いるように見えます。
今の時代の若者だったら、もっと良い人生を送れたのだろうか。
大差ないか…
強くてニューゲームの方が魅力的なのは、
もう取り返しのつかないくらいおっさん化してしまったからなのかも
調査メモ② 前に出ない、という戦略
今の社会は、
- 発信
- 主張
- 可視化
を強く求める。
しかし、常に前に出ることが最適とは限らない。
- 裏方
- 記録
- 編集
- 設計
- 非同期アウトプット
こうした立ち位置は目立たないが、消耗しにくく、長く続けやすい。
前に出ないことは、消極性ではなく、
持久戦を前提にした戦略でもある。
調査メモ③ 人格を使わない働き方
静かな人が長く続けやすいのは、
- 「人格ではなく成果物で評価される」
ような環境。
- 調子が悪くても出せる
- 機嫌が仕事に混ざらない
- 空気を読まなくていい
人格を切り売りしない働き方は派手さはないが、
精神的な消耗が圧倒的に少ない。
調査メモ④ 小さく、長く、嫌にならない
静かな人にとって、一番重要な指標かもしれません。
- 毎日できるか
- 体調を崩さないか
- 嫌にならないか
一時的な成果よりも、続くこと。
小さく続けている人は、気づいたときにはちゃんと残っている。
調査メモ⑤ 技術は「静かな人」に味方する
今という恵まれた時代。
文章、記録、設計、思考整理。
これらを支える技術は、ここ数年で一気に身近になりました。
- 非同期で考えられる
- すぐ反応しなくていい
- 一人で完結できる範囲が広がった
これは、静かな人にとってかなり大きい変化です。
しかもこれがまだまだ発展途上というおまけ付き。
ざっくりまとめ
雰囲気は偶然ではなく、
人と構造の積み重ねで生まれる。
そしてその中で、
静かに感じ取り、読み取ってしまう人ほど疲れやすい。
だからこそ、
- 距離を取る
- 関わり方を選ぶ
- 前に出すぎない
という判断は弱さではなく、
社会側の都合で設計された世の中で生き残るために
個人ができる「個人側の設計」?なのかも。
最後に
店の雰囲気の話から始まって、
気づけば社会や個人の話になり、
最後は今の自分の状況まで繋がったのは、
調べている側からすると面白いですが
まとまりが無くなってしまいました。
でも、似たような感じ方をしている人も
少しはいるんじゃないかと思い、
記事化してみた次第です。
これを読んで、わずかな違和感が言葉になった
と感じてもらえたらいいのですが…。
元も子もありませんが、そもそも雰囲気とは、
目に見えるものでも、はっきり定義できるものでもありません。
同じ場所にいても、感じ方は人それぞれです。
雰囲気が生まれる場所は、
どこかの店や、街や、組織そのものというより、
結局はそれを受け取る人の認識や心の中にある、
というのは安っぽいエンディングのようであまり納得できませんが、
そういう結論になってしまいます。
雰囲気を完全にコントロールしようとするのは無理があるし、
「正しい空気」なんてものも、たぶん存在しない。
雰囲気は曖昧で、人によって違って、扱いづらい。
でも、だからこそ「まぁ、しょうがないよね」と受け流して、
自分にとって無理のない場所を選び直してもいいのだと思います。
唯一の救いは、
どの場所に身を置くかについては、ある程度、選ぶ余地がある
ということです。
合わない場所から距離を取る。
落ち着く場所を拠点にする。
それだけで、他の全てについても感じる雰囲気は大きく変わる。
というか今がしんどい人は取り返しがつかなくなる前になにか手を打ったほうがいいです。まじで


